クリエイティブなフィルターの新定番
制作したトラックのスパイス・アップに、
オーディオにちょっとした盛り上げを、
あるいは微妙なトーン・コントロールを。
そこで登場するのがプラグインですが、問題はその種類の多さ。
何百、何千とプラグインがある中で、「正しい」1つはどれなのか?
Arturiaはメーカーとして、
ほぼ毎日そうした「選ばれるかどうか」の局面に接しています。
この選択の幅を今よりも狭くできたらどうだろうか?
そこで残るプラグインは機能充実で、素晴らしいサウンド、
そして高い信頼性のもの。
新しくてエキサイティングな機能を誇るだけでなく、
いつの時代でも最高と感じられるアナログのトーン・コントロールができるもの。
持っているだけでなく、実際に使えるもの、だろうと考えました。
それが「3 Filters You’ll Actually Use」を開発した背景です。
ビンテージ・シンセを正確にエミュレートした膨大な資産をソフトウェアとして形にしたことは、
Arturiaにとって最高の出発点となりました。
それら数々の賞を受賞したソフトウェア・インストゥルメントの開発に際しArturiaで行ったことは、
伝説的シンセのほとんどのアナログ回路のあらゆる特徴を分析し、再構築したことです。
当然ながら、これにはアナログ・フィルターも含まれています。
フィルター・ドリーム・チーム
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Mini-Filter
モーグ博士が開発したフィルターのアイコン。スムーズなラダー・フィルターを正確に再現し、現代的な機能をプラス。
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SEM-Filter
シンプルかつ素晴らしいサウンド、モード・ブレンディングが可能なステートバリアブル・フィルターに、ソフト・クリッピングやモジュレーション・マトリクスを装備。
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M12-Filter
複雑さと深みの極み。トム・オーバーハイムの手による伝説的80年代フィルターをステロイド強化。
アナログ・シンセ黄金時代をダイレクトに伝える
不朽の名機Matrix-12、Moogシンセサイザー、
SEMの3フィルターによるトーン・コントロール・パワー。
時計の針を現代に戻し、これらの他では決して真似のできないフィルターが、
スタンドアローン・プラグインとして復活。
音楽制作やミキシングの手法を変革するポテンシャルを秘め、
あらゆるサウンドのクリエイティブなトーン・コントロールに必須のアイテムとして進化。
「ところで、そのフィルターは何ができるの?」
「ソフト・シンセにもフィルターはあるのに、フィルター・プラグインが必要な理由は?」
名だたるシンセのフィルターの濃密なアナログ・サウンドでギターやドラム、ボーカルやブラス、サンプルなどを加工するというのは、 エキサイティングな瞬間です。このプラグイン・バンドルでは、高音域をカットするローパス・フィルターで漂うようなサウンドも簡単に作成できます。 あるいは低音域をカットするハイパス・フィルターで例えばサビ前の緊張感を演出するのもアリです。
楽しさはまだまだあります。各フィルターの実機を同じように使うだけでなく、追加された各種機能でさらに凝った加工もできます。 エンベロープでフィルターの変化する様子をプログラミングしたり、インプット・ゲインを上げてアナログ特有の歪みを出したり、 作成したシーケンスにちょっとしたランダム性を加えてみることも可能。MIDI CCパラメーターでコントローラーへのマッピングもでき、 フィルターや各種機能のリアルタイム・コントロールもできるため、制作だけでなくライブでも使用できます。しかも簡単に、分かりやすく。
各プラグインは豊富なプリセットを内蔵し、
それをベースにオリジナル・サウンドを作成することも可能。
アイコン的シンセのフィルターであらゆるサウンドを加工
そのサウンドは、パーフェクトに再現されたフィルターならでは。
Arturia独自のTAEモデリング・テクノロジーにより、
電子楽器のサウンドや挙動を個々の電子パーツのレベルで正確にトレース。
こうして完成したのが、圧倒的にリアルなサウンドのシンセや
キーボードのソフトウェア・エミュレーションです。
Arturiaのモデリング手法なら、シンセ全体だけでなく、
その一部を独立させることも可能。
モーグ博士が開発したフィルターのアイコンであるラダー・フィルターやトム・オーバーハイムの
マルチモード・フィルターがDAW上で動いたらどんなに最高なことか…。
それはきっと皆さんにも最高なはず、と私たちは考えました。
「3 Filters You’ll Actually Use」では、
3種類の名フィルターが使えるだけでなく、
現代の音楽制作環境にマッチしたさらなる機能を追加しています。
M12-Filterのモジュレーション・マトリクスやプログラマブル・エンベロープから、
Mini-Filterのシーケンサーに到るまで、
さまざまな音の探求や実験ができるようにし、
それらを通して音楽制作に役立てるようにしました。
各プラグインとも、
クラシックなトーン・コントロールにエキサイティングなモダン機能をコンバイン。
フィルターが必要な場面が来たら、Arturiaですべてカバーできます。
限界に挑む
シンプルなトーン・コントロールから、
ランダムにシンコペーションした破壊的なサウンドまで、
フィルターは単純ながらも劇的な音色変化をどんなサウンド・ソースにも起こします。
「3 Filters You’ll Actually Use」でできることをイメージしてもらえるよう、
デモ・サウンドをご用意しました。
SEM-Filterデモ
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カットオフ・フリケンシーとノイズ・レベルの両方をモジュレーションし、ヘビーにカットオフ・モジュレーションのかかったハイハットのトラック。
エフェクト無し
エフェクト有り
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オリジナル・ソースを劇的に変化させる、LFOによるフィルター・アウトのモジュレーション。可聴帯域に及ぶ高速モジュレーションをはじめ、さまざまなモジュレーションが可能。
エフェクト無し
エフェクト有り
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4小節に渡りカットオフが上がって行くローパス・フィルター。汎用性の高い使い方です。
エフェクト無し
エフェクト有り
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BPMシンク可能なLFOによるパワフルなモジュレーション。シンプルなフレーズも多彩な動きのあるものに変化します。
エフェクト無し
エフェクト有り
M12-Filterデモ
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入力信号の音量変化に合わせて”zap”音をプラスするプリセットです。
エフェクト無し
エフェクト有り
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ギター・リフにレゾナンスの付いたフィルターをかけた、ワウのエミュレーション。オーディオ信号でカットオフにかかるエンベロープとモジュレーションの周期をコントロールしています。
エフェクト無し
エフェクト有り
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1つの波形でフィルタリングとゲーティングをかけたリズミックなシンセ・パッド。
エフェクト無し
エフェクト有り
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ドラム・ループの中からキック/タムとハット/トップ成分のみを抜き出すプリセットです。音域の成分バランスはソースによって変化します。
エフェクト無し
エフェクト有り
Mini-Filterデモ
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6ステップ・シーケンスとスピードが変化する高速LFOでソースの雰囲気を完全に変え、テクノ・ミックスに奇妙なFM音源風シーケンスを入れたようなプリセットです。
エフェクト無し
エフェクト有り
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EDM風コードに上昇するフィルター・スウィープを付けた定番エフェクト。キックによるサイドチェインをプラスすれば、ダンス・トラックのイントロに最適です。
エフェクト無し
エフェクト有り
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ドライブ・ノブを上げて穏やかな歪みを作り出すプリセットです。ダブなどのギターやドラム・ループにクランチ的な歪みと質感を出すのに最適です。
エフェクト無し
エフェクト有り
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シンプルなステップ・シーケンスにフィルター効果を付けて、動きのあるシーケンスに。
エフェクト無し
エフェクト有り
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Arturiaソフトウェア・センター
Arturiaソフトウェア・センター(ASC)は、ご使用のすべてのArturiaソフトウェア・ライセンスをスマートに管理するソフトウェア。ライセンスのアクティベートや、複数機器でご使用の場合(1ライセンスで最大5台の機器まで使用可能)の各機器間での同期を管理します。また、新たなアップデートがリリースされた場合、ASCがダウンロードのお知らせをします。さらに、新製品情報をチェックしたり、デモ版のダウンロードやフルバージョンの購入もできます。しかも簡単に。
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TAE®パワー
TAE®(トゥルー・アナログ・エミュレーション)はArturia独自のテクノロジーで、アナログ・シンセサイザーのサウンドを忠実に再現するものです。アナログ・オシレーターの極めて細かなディテールや透明度、明瞭度の高いサウンドだけでなく、フィルターや各ビンテージ・キーボードに固有のサウンドも精緻に再現します。また、ソフト・クリッピング機能でよりパンチのある、存在感のあるサウンドに仕上げることもできます。本物と区別ができないほどリアルなバーチャル・インストゥルメント。それを支えているのがTAE®です。
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動作環境
- Windows:
OS:Windows 7以上
PC:4GB以上のRAM、2GHz以上のCPU、1GB以上のハードディスク空き容量、OpenGL 2.0互換GPU -
Apple:
OS:Mac OS X 10.10以上
Mac:4GB以上のRAM、2GHz以上のCPU、1GB以上のハードディスク空き容量、OpenGL 2.0互換GPU
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対応プラグイン・フォーマット
- VST 2.4(64ビット)、VST 3(64ビット)
AAX(64ビット(ProTools 11))
Audio Unit(64ビット)
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プロテクト
- 本ソフトウェアはArturia Software Centerによりプロテクトがかかっています。
詳細はこちらをご覧ください。
主な特長
- アイコン的シンセサイザー3機種のフィルターを先進のTAEによるフィジカル・モデリングとサーキット・モデリングにより再現
• Mini-Filter
• M12-Filter
• SEM-Filter
- 各フィルターともDAW上のVST、AU、AAXプラグインとして動作可能
- 高精細グラフィックによる美しく、見やすいインターフェイス
- 豊富なモジュレーション機能
- タグベースによる高速かつインテリジェントなプリセット・ブラウジング
- 第一線で活躍するサウンド・プログラマーによる100種類以上の高品位プリセットを内蔵
- Arturia独自のモデリング・テクノロジー「TAE®」により、アナログ・フィルターのサウンドや挙動を正確に再現