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AudioFuse Studio – Details

AudioFuse Studio

多機能デスクトップ・オーディオ・インターフェイス

Arturia AudioFuse Studioは、最高のサウンド・クォリティ、音楽制作に集中できる多彩でパワフルな機能を備えた、フレキシブルな18イン/20アウトのオーディオ・インターフェイスです。レコーディング作品のクォリティアップをしたい場合に、そこにあるのがAudioFuse Studioです。

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今日はインディーズ映画用の弦楽四重奏のレコーディング。明日は自身のバンドのボーカル・セッションをし、夜はライブ。週末は手掛けているアーティストのアルバムのマスタリングをし、それ以外の日は新しく立ち上げたサイド・プロジェクト用の構想を練る日々。

このような方にはクリエイティビティが途切れないオーディオ・インターフェイスが必要です。どんな音楽的シナリオにも対応でき、その期待に応えられるインターフェイス。

それが、AudioFuse Studioです。

ワールドクラスのプリアンプ

ArturiaのAudioFuseシリーズは、マイクとライン回路を独立させた独自のマイク・プリアンプ「DiscretePRO®」を採用しています。

AudioFuse Studioではこの高品位高スペックのプリアンプを4基搭載しています。約120dBのダイナミックレンジ、-129dBu以下の入力ノイズ、±0.02dBでフラットな周波数特性といったスペックですが、実用上でのそれらの意味はどういうことなのでしょうか?

DiscretePRO®は入力音に不要な色付けを一切しません。聴きたいのは、入力音そのものであって、インターフェイスの音ではありません。AudioFuse Studioのサウンドは、どのステージでもクリアです。繊細な音をレコーディングしたい?ゲインを上げるだけです。ヒスやノイズを気にせず安心して上げてください。

サウンドへの色付けは付属のAudioFuse Creative Suiteでレコーディング後にいつでもできます。伝説的なヴィンテージ・スタジオ・コンソールのシグナル・プロセッシング部やシンセサイザーなどを忠実に再現したコレクションです。

簡単に言えば、高スペックの意味はどんな難問でも対応できるインターフェイスだということです。

21世紀仕様

AudioFuse Studioはさらに4系統のラインレベル入力をリアパネルに装備していますので、より多くのシンセやドラムマシンなども接続できます。

4系統のうち2系統はRCA端子も装備し、RIAAプリアンプも内蔵していますので、ターンテーブルをダイレクトに接続してアナログ盤の試聴やサンプリングも行えます。

リアンピング

2つの専用「リアンプ」アウトプットの装備により、ギターのレコーディングはさらにクリエイティブに行えます。ギターやベースをインターフェイスに接続し、リアンプ・アウトからアンプに接続し、アンプにマイクを立てて、ギターのダイレクト音とアンプからの音を別トラックに同時録音することも可能です。

リアンプ・アウトからギターアンプに接続することでギターに限らず、ボーカルやドラムのトラックにチューブアンプの歪みを加えることもできますし、他にも色々なことが可能です。楽曲に合った完璧なトーンにすることができます。

Bluetooth

AudioFuse StudioはBluetoothレシーバーを内蔵しています。レコーディングの休憩時や来客時などにスマートフォンからの音楽ストリーミングをスタジオのモニター・システムで楽しむこともできます。クライアントが楽曲のイメージを伝える際に、ストリーミングしてもらってそれをそのままDAWに録音しておくこともできます。

Bluetoothのオーディオ・ストリーミングを使用できることは手っ取り早くて便利ですが、音質はそれほど良くないのが一般的です。ですが、これもAudioFuse Studioのユニークな点ですが、現在入手可能でベストなAACや最高クォリティのaptXコーデックを採用していますので、利便性のために音質を犠牲にする必要はありません。

どれを選んでもうまく行く

AudioFuseシリーズは、必要なあらゆるオプションを備えています。

オーディオ・インターフェイスが創造性の通訳だと想像してみてください。楽器やデバイス、ソフトウェアにアウトボードのハードウェア、マイク。これらが発するのはバイナリ・コードや空気の振動、電気信号です。Arturia AudioFuseシリーズなら、これらが調和とともに存在できるのです。

あらゆるプラットフォームと互換

プロフェッショナルでフレキシブル、AudioFuseシリーズはPC、Mac、Linuxだろうとどんなシステムでも動作します。出先で急にアイディアが湧いた場合でも、iOSやAndroidにも接続できます。使用するデバイスに関係なく、AudioFuseなら音楽的イメージを統合でき、すべてをシンプルにしておけます。

プラグ&プレイ、ドライバー不要

AudioFuse Control Centerソフトウェアで細かな設定もできますが、基本的な機能は箱から出したそのままの状態で使用できます。いつでもすぐにレコーディングができるように、標準的なオーディオ・ドライバーとユニバーサルなUSB-Cを採用することを決断しました。

低レイテンシー

AudioFuseはセットアップ次第では3ms、様々なコンピュータで使用した場合での計測でも4.5msという異例の低レイテンシーを実現しました。これにより、微細なグルーヴの変化もそのままレコーディングでき、ライブ時には遅れのない確かなプレイができます。

拡張性

AudioFuseシリーズは色々な方法で相互接続ができます。インプットとアウトプットをカスケードして、より大きなシステムを構築することも可能です。より多くのソースをレコーディングし、より多くの機材に信号を送り出す、そのクリエイティブな可能性はまさに驚異的です。

USB-C

AudioFuse StudioとAudioFuse 8Preでは、高速性、広いバンド幅、USB2との下位互換を考慮してUSB-Cを採用しました。これにより、どこのスタジオでもクリエイティブ・スペースでも、どこでも機材が問題なく動作し、安心してレコーディングできます。

パワフルで多彩なインプット

AudioFuse Studioは8系統のアナログ・インプット・チャンネルを装備しています。これらはただのインプットではありません。高い評価を得ているArturia独自のDiscretePRO®マイク/インストゥルメント・プリアンプを装備しているのです。

本体前面の4系統はコンビジャックですので、マイクもラインレベルの楽器も接続できます。このインプットは圧倒的なレベルでのノイズレス・ゲイン、スイッチング可能なアッテネーターを備えています。つまり、かなりの大入力も、ヴィンテージ・マイクなど出力の弱い機器も、外部機材で調整することなく、ダイレクトに接続できます。

より意欲的なプロジェクトに携わると、インプットが足りないと感じることもあるでしょう。もっと多彩さが欲しい、より多くの選択肢が欲しい、もっとパワーが欲しい。AudioFuse Studioが本当に輝くのは、こうした場面です。

専用インサート・ポイント

手持ちのアウトボードを活用したい?あるいは、出先のスタジオのラックに入っている魅力的なコンプレッサーやEQを使ってみたいと思うこともあることでしょう。AudioFuse Studioなら、それが簡単にできます。インプット1-4には入力段にそれぞれ専用のインサート・ポイントがあり、アウトボードのエフェクト等をかけた状態でレコーディングできます。

アナログ盤のサンプリングも簡単

AudioFuse Studioにはリアパネルにも4系統のラインレベルのインプットがありますので、より多くのシンセやドラムマシンを接続できます。このうち2系統はRIAAプリアンプを内蔵していますのでフォノ入力としても使用でき、ターンテーブルをダイレクトに接続してアナログ盤の試聴やサンプリングも行えます。

デジタルの接続性

ADAT対応のエクスパンダーや他のインターフェイスを接続して、好きな機材を集めたレコーディング環境を構築し、それらがワードクロックで完璧に同期するといったことも可能です。幅広い拡張性とクォリティの高さはまさにAudioFuseシリーズならでは。

アナログ・パワーハウス

AudioFuseシリーズはプリアンプの音の良さだけでなく、すべてのアナログ部を慎重に設計し、最高級パーツを使用しています。それこそ、ヘッドフォン・アンプからジャックに接続する感触にいたるまで、最高のレコーディング体験を味わえます。

1ボタン/1機能

これはシンプルな哲学ながら、クリエイティブな状態を維持するのに決定的なことです。AudioFuseなら、それがワークフローの基本です。推測のもとに操作する必要などありません。ファンタム電源をオンにしたい?専用ボタンを押すだけです。インプットのインピーダンスを切り替えたい?ボタンを押すだけです。大体のことはわかりますよね。

優れた安定性

AudioFuseシリーズはAKM®プレミアム・シリーズの最高級コンバーターを採用し、クリエイティビティを損なうことなく忠実にアナログ/デジタル変換します。これにより、高音質を保つとともに、優れた安定性の内部リファレンス・クロックでジッターフリーのレコーディングを確かなものにしています。

これは「この場合は」とか「あの場合は」という条件付きの話ではなく、すべての機能を同時に使えるということです。

モニタリングのトータル・ソリューション

レコーディングでもミキシングでもマスタリングでも、あるいは純粋に聴いているだけでも、モニタリング・システムは可能な限りシンプルで、我慢をすることなく、高音質であるべきです。AudioFuse Studioなら、最高のモニター環境を構築でき、ワークフローを加速する使いやすさも備えています。

スピーカーA/B

AudioFuse Studioは2セットのステレオ・モニター・アウトを装備し、Speaker A/Bスイッチでミックスなどを簡単にクロスチェックできます。セッティングも簡単ですし、AudioFuse Control Centerソフトウェアでレベル合わせやキャリブレーションも簡単に行なえます。

専用コントロール

リスニング中の操作はすべて掌中にあります。自分だけヘッドフォンの音量を上げたい?ヘッドフォン・アウトには個別のボリューム・ノブがあります。アダプターのことは忘れてもダイジョブです。AudioFuse Studioのヘッドフォン・アウトは標準ステレオとミニステレオ両方のジャックがあります。思い付いたアイディアを話したい?Dimボタンを押せば大声で話す必要はありません。楽器や機材を接続する時のポップノイズを防ぐMuteボタンもあります。モノラル再生時に問題がないかチェックしたい?もうお分かりですね、Monoボタンを押すだけです。Monoボタンはメイン・ミックスと各ヘッドフォン・アウトのすべてに装備しています。

話せる便利さ

AudioFuse Studioは内蔵トークバック・マイクと専用ボタンがありますので、複数のブースがあるスタジオでもミュージシャンにディレクションを出すのも簡単です。トークバック・マイクは専用チャンネルですので、ミックス上のポイントをDAWにレコーディングしたり、メロディや歌詞のアイディアをマイクのセッティングをすることなくすぐにレコーディングできます。

パーフェクト・コントロール・センター

AudioFuseの使いやすさの根底にはプロ・スタジオのパワフルさと柔軟性があります。

AudioFuseならプロジェクトに専念できますので、どんな音楽的アイディアや依頼が来ても音楽に集中できます。

次世代オーディオ・インターフェイスとして、AudioFuseは重要な機能の多くを本体のパネル上からダイレクトにアクセスできます。さらにコンピュータと接続すれば、AudioFuseはフル装備のミキシング・コンソールに変貌します。

AudioFuse Control Center(AFCC)ソフトウェアでは、ミキサーのコントロール、インプットの選択、シグナル・ルーティング、モニタリングのほか、サンプリング・レートやクロック・ソースの選択、パッドやキュー設定などの細かな設定も行えます。また、スタンドアローン使用時の設定を次回コンピュータに接続して変更するまでAFCCが覚えておける点も便利です。

スペック

スペックのどこを見ても、あらゆるポイントで妥協のないクォリティだということがわかります。

チップセットの性能を実機のスペックであるかのように見せることはせず、AES17基準に沿って実際の性能測定をしています。測定にはハイエンドのAudio Precision APX555オーディオ・アナライザーを使用し、アナログ・インプット部をインサート・ポイントから計測しています。

ライン入力

  • 入力インピーダンス:20kΩ(対称)、10kΩ(非対称)
  • 最大入力レベル:+24dBu
  • ゲインレンジ:-15dB〜36dB
  • パッド・モード:-20dB
  • 周波数特性(20Hz〜20kHz):<±0.08dB
  • ダイナミックレンジ:117dB(A特性)
  • THD+N:-106dB(A特性)

インストゥルメント入力

  • 入力インピーダンス:1.1MΩ(非対称)
  • 最大入力レベル:+18dBu
  • ゲインレンジ:-15dB〜36dB
  • パッド・モード:-20dB
  • 周波数特性(20Hz〜20kHz):<±0.08dB
  • ダイナミックレンジ:117dB(A特性)
  • THD+N:-104dB(A特性)

ラインAUX入力

  • 入力インピーダンス:20kΩ(対称)、10kΩ(非対称)
  • 最大入力レベル:+24dBu
  • パッド・モード:-20dB
  • 周波数特性(20Hz〜20kHz):<±0.08dB
  • ダイナミックレンジ:115dB(A特性)
  • THD+N:-104dB(A特性)

マイク・プリアンプ

  • 入力インピーダンス:3.4kΩ
  • 最大入力レベル:+11dBu
  • ゲインレンジ:3dB〜76dB
  • ブースト・モード:+10dB、パッド・モード:-20dB
  • 周波数特性(20Hz〜20kHz):<±0.08dB
  • 入力換算ノイズ(EIN):-129.5dB typical(特性補正なし)
  • THD+N:-104dB(A特性)

インサート

  • 出力インピーダンス:120Ω
  • 入力インピーダンス:10kΩ
  • ダイナミックレンジ:119dB(A特性)
  • 最大出力レベル:+18dBu
  • 最大入力レベル:+18dBu
  • THD+N:-104dB(A特性)

スピーカー(モニター)出力

  • 出力インピーダンス:120Ω
  • 最大出力レベル:+24dBu
  • ダイナミックレンジ:119dB(A特性)
  • THD+N:-104dB(A特性)

ヘッドフォン出力

  • 16Ω〜600Ωのヘッドフォンに適合
  • 出力インピーダンス:33Ω
  • 最大出力レベル:+10dBu
  • ダイナミックレンジ:102dB(A特性)
  • THD+N:-87dB(A特性)

    動作環境

  • Windows : Windows:Win7以上、4GB以上のRAM、Intel i5またはそれ以上のCPU、OpenGL 2.0互換のGPU
  • Apple : macOS:10.8以上、4GB以上のRAM、Intel i5またはそれ以上のCPU、1GB以上のハードディスク空き容量、OpenGL 2.0互換のGPU

    パッケージ内容

  • AudioFuse Studio本体
  • パワー・サプライ
  • USBケーブル
  • DiscretePRO®測定証明書

    外形寸法&質量

  • 265 (W) x 160 (D) x 72 (H) mm

主な特長

  • 18入力、20出力チャンネル
  • DiscretePRO®テクノロジーによる4系統のマイク/インストゥルメント/ライン・プリアンプ
  • 4系統のアナログ・ライン入力5-8(5-6はフォノ接続と兼用)
  • 4系統のアナログ・インサート(アナログ入力1-4に対応)
  • aptX®、AAC®対応のBluetoothオーディオ・レシーバー
  • 2系統のスピーカー・アナログ出力(バランス接続TRSジャック)
  • 2系統の独立ヘッドフォン出力、標準ステレオとミニステレオ両ジャックを装備
  • 2系統のアナログ・ライン出力はリアンプ出力として使用可能(インストゥルメントレベル出力)
  • スピーカーとヘッドフォン出力で別々にレベル調節可能なモニタリング・セクション
  • 内部ミキサーにより超低レイテンシーでのダイレクト・モニタリングが可能
  • 8系統のADAT入出力(最高96kHz)
  • S/PDIF入出力またはワードクロック入力、出力/スルー(RCA端子)
  • DiscretePRO®:外部の独立試験機関による測定証明書を添付
  • 最新世代の24ビットAD/DAコンバーターを搭載(最高192kHzまで対応)
  • USB-CでPC/Macに接続可能(USB2.0にも対応)
  • AudioFuse Creative Suite付属
  • 堅牢な金属製ボディを採用