KeyStep Pro
あらゆるシーケンスを影で操るフィクサー的存在
シーケンサーの世界に待望の登場。キーボード・プレイヤーにとって最高のシーケンシングとパフォーマンス環境を実現する、コンパクトで多彩なコントローラー、KeyStep Pro。
恐れることはありませんし、パニクる必要もありません。
KeyStep Proは確かに多機能ですが、操作は簡単です。
一見難しそうに見えますが、基本機能を一度マスターすれば、あとは思いのままです。
このページでは、KeyStep Proの主な機能をご紹介します。
多彩な接続性
まずはセッティング例をご覧ください。KeyStep Proに接続する機器によって、これだけのことができます。
ご覧のとおり、アコースティック楽器以外なら、音楽制作のどんなハードウェアやソフトウェアも、KeyStep Proと接続できます。
ボイス1-4
4系統のCV/Gate+Modアウトで、4台の外部シンセやモジュールをコントロールしたり、各アウトを自由にルーティングしてポリフォニック・アウトとしても利用できます。
クロック
ビンテージ機器やMIDI以前の機器、ユーロラック・モジュールとのシンクが可能です。専用リセット端子も装備しています。
メトロノーム
テンポをヘッドフォンでモニターしたり、外部機器へのシンク・アウトとしても使用できます。
サステイン
サステイン・ペダルを接続して、サステインのコントロールに使用できます。そうです、KeyStep Proはキーボードなのです。
ドラム・ゲート
8個のトリガー・アウトで複数のドラムマシンやマジュールをコントロールできます。
MIDI
MIDI対応インストゥルメントやインターフェイスとの間でMIDIメッセージの送受信を行えます。
USB
コンピュータと接続してDAWやソフトウェア・インストゥルメントをコントロールできます。
ライブ・パフォーマンスに最適
KeyStep Proはライブ・パフォーマンスにも欠かせない1台です。アイディアをすぐ形にでき、思い付いたことにすぐに反応でき、思いのままにコントロールできます。
4つの独立したトラックでシーケンスの作成やアルペジオの演奏ができます。操作はいたってストレートです:トラックを選び、そのトラックで行いたい機能のボタンを押すだけです。トラック1は、ライブの演奏楽曲や機材セットアップなどに合わせて、通常のメロディック・シーケンサーとしても、パワフルなドラム・シーケンサーとしても使用できます。
シーケンスがいくつかできましたら、次に行うのはセーブです。これで、作成したシーケンスを後でまた使用できます。KeyStep Pro本体にはプロジェクトを16個セーブでき、Projectボタンとメニュー・ノブの操作で呼び出すことができます。
KeyStep Proには、BeatStep ProやDrunBruteで定評のあるタッチセンス式のルーパー/ローラー・ストリップを搭載しています。この小さなタッチ・ストリップでフィルやブレイクをいつでも入れたり、思いも寄らないエッジの利いたフレーズができたりと、ホットなライブを楽しめます。
丈夫で長持ち
KeyStep ProはペラペラのMIDIキーボードではありません。KeyStep Proがあなたのクリエイティブ・アイデンティティの一部となるわけですから、並みの造りではないのです。
金属製ベースプレートは、運搬時の重荷にならない範囲で厚みを付け、ラバー仕上げのノブはグラつきがありませんので、ライブ中に指がノブで滑ってしまうようなことはありません。37鍵のスリム鍵盤は、オリジナルのKeyStepと同様の確かな弾き心地で、鍵盤数は37鍵に拡張しました(KeyStepは32鍵)。OLEDディスプレイは視認性が良く、クリアで明るく、ステージ上でも問題なく各種情報をチェックできます。
キーボード上のLEDは、シーケンス・フレーズに追従して点灯しますので、常にフレーズのどこを演奏中なのかがすぐに分かります。さらに、メトロノーム用スピーカーを本体に内蔵していますので、シーケンスの入力を素早く行いたい場合などに便利です。
KeyStep Proなら、すべてがうまく行きます。
天井知らずのクリエイティブ・オプション
作曲や制作、パフォーマンスやプレイのスタイルを問わず、KeyStep Proならそのスタイルのまま、必要なツールがすべてそろいます。
リアルタイム・レコーディング
キーボード・プレイヤーならリアルタイム・レコーディングが最適です。Recordボタンを押すだけで、KeyStep Proは自動的にリアルタイム・レコーディング・モードに入ります。キーボードで演奏したままのポリフォニック・シーケンスを入力でき、非破壊方式でのオーバーダブやシーケンスのリライトも可能です。
ステップ・レコーディング
トラディショナルなステップ・シーケンサー・ファンの方でしたら、1ステップずつ入力していくステップ・レコーディングが最適です。シーケンサーを走らせている最中でも、停止時でもシーケンスの入力を行えます。
ステップ・エディティング
1ステップずつにフォーカスを当て、その内容をエディットできるステップ・エディティングはシンプルそのものです。シーケンスの音程情報はキーボード上のLEDで確認できます。エディットしたいノートを選び、それをコピーしたり、トランスポーズしたり、音の長さを変更したり、思い通りにエディットできます。
クイック・エディティング
ナイス&イージーです:ステップを押しながら鍵盤のキーを押すことで、そのステップのノート情報を変更できます。
ドラム・シーケンサー
ドラム・モードに入れば、トラック1がパワフルな16パート・ドラム・シーケンサーになります。16パートのうち、最初の8パートはアナログのゲート・アウトから出力でき、外部ドラムマシンをコントロールできます。キーボードでドラム・パートを選択し、ステップ・ボタンでシーケンスをエディットできます。
ポリリズム・パターン
Arturiaのシーケンサーやドラムマシンで最も人気の高い機能が、KeyStep Proにも内蔵されているポリリズム機能です。ドラム・パートごとやシーケンス・トラックごとに別々の長さを設定することができます。
コード・モード
KeyStep Proには、コード・シェイプを入力して、それを1フィンガーで演奏できるコード・モードも内蔵しています。ビギナーに嬉しい機能なのはもちろんのこと、ハウス・プロデューサーにも最適です!
- KeyStep Pro本体
- 製品登録カード
- クイックスタート
- USBケーブル
- ACアダプター
パッケージ内容
- 外形寸法:589 (W) x 208 (D) x 38 (H) mm
- 質量:2.7kg
外形寸法及び質量
主な特長
- 37鍵スリム・キー(ベロシティ、アフタータッチ対応)
- 各キーの上にLEDを装備し、ビジュアル・フィードバックが可能
- 4トラック・ステップ・シーケンサー
- ステップ・ボタン×16(最長64ステップ)
- 1ステップに16ノートまで入力可能
- メロディック・シーケンサー
- リアルタイム・レコーディング、ステップ・レコーディング、ステップ・エディティングに対応
- ピッチ、ベロシティ、ゲート・レンクス、タイム・シフト、プロバリビリティをノートごとに設定可能
- スケール・クォンタイズ(ユーザー・スケール設定可能)
- ポリフォニックCVアウト設定可能
- ドラム・シーケンサー
- 24パート
- ポリリズム機能内蔵
- パフォーマンス・シーケンサー
- フォワード再生+2タイプのランダム・プレイ・モード
- パターン・ランダマイゼーション
- クォンタイズ/アンクォンタイズ・レコーディング
- ルーパー
- アルペジエイター
- 7モード、5オクターブ・レンジ
- コード・モード
- コントローラー・モード
- 5個のエンコーダーでMIDI CCを送信可能
- MIDI CCのオートメーション
- 視認性の高いOLED(有機LED)ディスプレイ
- CV、Gate、Modアウト×4、ドラム・ゲート・アウト×8
- MIDIイン×1、MIDIアウト×2、USB、クロック
- メトロノーム:内蔵スピーカー、ライン・アウトから出力可能
- サステイン・ペダル・イン
※仕様は改良等のため、予告なく変更することがあります。